実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 561】

「私の作品は世にもてはやされるようなことはなかろう。そんなことを考えてみたり,そのために憂身(うきみ)をやつしたりする人間は間違っているよ。私の作品は大衆のために書いたものではなく,同じようなものを好んだり求めたり,同じような傾向をとろうとしているほんの一握りの人たちのためのものなのだ。(ゲーテ)」(『座右のゲーテ』,齋藤孝,光文社)

 

○日本人は,他者からの評価や世間の評判を過度に気にしやすい国民であると言われていますが,それらのほとんどは,ちょっとしたことですぐに手のひら返しに変わってしまうような無責任でいい加減なものです。そんなものに振り回されて,自分の信念を捻(ね)じ曲げてしまったり,自分が進むべき道を見失ってしまうことほど馬鹿らしいことはないのではないでしょうか。他者からの評価を多少は気にするにしても,その際に重視すべきは,評価する人の数ではなく質なのではないでしょうか(多数決の結果も含め,多数者の評定がいつでも正しいとは限りません。)。いずれにしても,自分の可能性を十分に花開かせ,実を結ばせ,思い残すことのない充実した人生を送りたいと願うのであれば,他者からの評価や世間の評判など余り気にせず,自分の信念を貫き通すこと(自分が本当に納得することのできる生き方を貫き通すこと)や,自分が進むべき道を邁進(まいしん)すること(自分が本当にやりたいと思える好きなことを見つけ,そこに見いだした自分なりの目標や理想に向かって邁進すること)にこそ,気持ちを集中し,力を注ぐべきであると思います。(14)関連