○順境にありながら,その有り難さに気づくことなく,常に不満を抱えて暗い気持ちで不機嫌に暮らしている人もいれば,逆境にありながら,感謝する気持ちを忘れることなく,常に満ち足りた気持ちで明るく上機嫌に暮らしている人もいます。結局,人間の幸不幸というものは,自分が身を置く境遇によってではなく,物事の受け止め方次第,心の持ち方(心構えや心がけや幸せを感じ取る感度など)次第によってこそ決まるものなのではないでしょうか。自分の境遇に不平不満を募らせたり,自分の境遇を嘆き悲しんだりする暇があるなら,自分の心の持ち方を改めることにこそ,すなわち,どのような逆境にあろうとも,決してひねくれたり,へこたれたりすることなく,「生きてるだけで丸儲(まるもう)け」と感じられるように(生きていることそれ自体に生きる喜びや幸せを感じられるように)自分の心持ちを育て上げることにこそ大切な時間やネルギーを使いたいものです。(2020年11月22日)(前書き)(6)(7)(15)関連