実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 175】

ブッダは弟子の比丘たちに,みずからを養うに足りる良い食物,衣,住処で満足せよと説いた。」(『ブッダの〈今を生きる〉の瞑想』,ティク・ナット・ハン,島田啓介訳,野草社)

 

◯欲を張れば切りがなく,いつまでたっても心は満たされません。逆に,欲を抑えることができれば,必要最小限の物でも心は満たされます。常に不満を抱えながら不機嫌に人生を送るのではなく,常に満ち足りた気持ちで上機嫌に人生を送りたいのであれば,小欲知足(欲を抑え,必要最小限の物で満足できるようになること)を心がける必要があるのではないでしょうか。そして,小欲知足を実現するためにも,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さを常に噛(か)み締め,心から感謝し続けることによって,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになる必要があるのではないでしょうか。(2020年8月12日)(4)(6)(7)関連