実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【幸せに関する名言 272】

「すべての/くるしみのこんげんは/むじょうけんに むせいげんに/ひとをゆるすという/そのいちねんがきえうせたことだ」(『定本 八木重吉詩集』,彌生書房)

 

◯私たちの幸せは,数知れぬ他者の支援によってこそ成り立っているのである。他者に対する感謝の気持ちを忘れて他者と敵対し,他者の不幸を願って,他者を非難し,見下し,軽んじることに喜びを見いだすような不寛容(非寛容)な人間が幸せであろうはずがない。幸せでありたければ,他者に対する感謝の気持ちを思い出して他者と融和し,他者の幸せを願って,他者の心の中に住む悪人(否定的な側面)にではなく,他者の心の中に住む善人(肯定的な側面)にこそ積極的に目を向けるような寛容な人間になる必要があるのではないだろうか。(2020年1月21日)