「考えてもみてくれ,君はすでに必要な物は充分に持っている。これ以上何が要るのかね。商品の魅力的な広告や,世間の流行に乗らなければ,今ある物で充分じゃないか。」(『足るを知る 自足して生きる喜び』,中野孝次,朝日新聞社)
◯人間は物によって幸せになるわけではないのだから,物に振り回されないためにも,持ち物は最小限にとどめることが望ましい。私たちには生まれつき幸せであるための条件がすべて備わっているのであり,そのことに気づくことさえできれば,持ち物などどんなに少なくても幸せになれるのである。(2020年1月8日)