実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【幸せに関する名言 63】

「私がひそかに自分のことを幸せだと思うことがあるのは,かつての最低の暮しの実感が,少しも薄らぐことなく自分の中に残っていることだ。そのために幸福感の要求水準が,かなり低く設定されている感じがある。大袈裟に聞こえるかもしれないが,自宅のトイレにいくらでも気のすむまで坐っていていいという事だけでも,幸せを感じてしまう。」(『幸福論の周辺』(『文藝春秋 新幸福論 本当の幸せとは?』所収),五木寛之文藝春秋

 

◯要求水準の高い人は,総じて満たされることが少なく,幸せであることが難しいかもしれない。逆に,要求水準の低い人は,「少欲知足」とも言うように,総じて満たされることが多く,幸せであることがより容易かもしれない。しかし,幸せであることと不幸せであることとの分かれ道は,要求水準の高低というよりは,そもそも何を欲し,何を求めるのか,というところにあるような気もする。(2019年6月15日)

 

【幸せであるための方法】 - 幸せであるために