実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1309】

「当時(幕末)の庶民が,驚くほど幸せそうに見えたと語るのは,スエンソン一人ではない。例えば,長く下田に住んだハリスも,ほぼ同じような感想を抱いていた。栄養が足りていて,笑顔の絶えない人々の住む国。瞬きする暇もなく政局が移り変わる中,庶民は何も変わらず,満ち足りた日々を暮らしていた。」(『外国人が見た幕末・明治の日本』森田健司,彩図社

 

 

○人間の欲望には限りがありません。したがって,人間の欲望を完全に満足させることなど絶対にできません。欲しいものを手に入れ,いったんは満足しても,欲しいものは次から次へと現れてくるからです。欲張れば欲張るほど,満足することは難しくなってしまいます。他方,自分の欲望に自分の意志でブレーキを掛け,欲張ることをやめさえすれば,満足することはぐっと簡単になります。常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送りたいと望むのであれば,私たちは,たくさんのものを手に入れることにではなく,自分の欲望にブレーキを掛けられるようになることにこそ,関心を払い,力を注ぐべきなのではないでしょうか。他者とパイを奪い合う形で,あるいは,自然環境に大きな負荷をかける形でたくさんのものを手に入れなければ幸せになれないなどといったデマに,くれぐれも惑わされないようにしたいものです。(4)(6)(21)関連