実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1273】

「「人間は苦なる存在である」というのは,仏教の出発点であって,数十年の熟慮反省の結果,ついに「人生の味わいの深さ,美しさ,楽しさ,喜び」を体得するのが本当の仏の教えだと思います。」,「ブッダは「善を求めて」出家したのであり,善でも悪でもない「さとり」を求めて出家したのではない・・・「いかによく生きるか」が最大の関心事だった」(『ブッダ伝』,中村元KADOKAWA

 

 

○人生はままならないものであり,人生に困難や苦労は付き物です。まずは,この事実をあるがままに受け入れられるようになる必要があるのではないでしょうか。人生は自分の思い通りになるなどと期待していたのでは(人生を自分の思い通りにしたいなどと欲張っていたのでは),人生は常に期待を裏切られて失望するだけのものになってしまうからです。しかし,人生はままならないものであるとは言え,心の目を曇らせさえしなければ,私たちは自分の人生に,困難や苦労を補って余りあるほどの,無限と言ってもいいほどの生きる喜びや幸せを見いだすことも可能です。必要以上に欲張る気持ちなどによって心の目を曇らせることなく,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして,人生の至る所に転がっている「小さな幸せ」に気づけるようになり,ひいては,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになりたいものです。(1)(2)(4)(5)(6)(8)(9)関連