実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1251】

「豊かさはお金だけに還元されない・・・豊かさを問い直すことは,貧しさについて考え直すことも意味する。貧しさもまた,経済的次元や物質的な極貧状態の次元にのみ還元されている。」(『脱成長』,セルジュ・ラトゥーシュ中野佳裕訳,白水社

 

 

○拝金主義に染まれば,「カネがすべて」になってしまいます。人間の存在価値や幸福度もカネをどれだけ持っているかによって評価されるようになってしまい,カネをたくさん持っている人間は存在価値や幸福度が高く,カネを余り持っていない人間は存在価値や幸福度が低いということになってしまいます。しかし,実際には,カネをたくさん持っているからと言って,その人間の存在価値や幸福度が高いとは限りませんし,カネを余り持っていないからと言って,その人間の存在価値や幸福度が低いとは限りません。そもそも人間は,生きているというだけで十分に価値があるのであり,生きているというだけで十分に幸せなのですから(生きているということは一つの奇跡,心から感謝すべき奇跡的な恵みなのですから。),持っているカネの多寡と人間の存在価値や幸福度との間には,本来は何の関係もないのではないでしょうか。カネの亡者になり,本当に大切なものを見失ってしまわないようにするためにも(人間は生きているというだけで十分に価値があり,幸せであるということが分からなくなってしまわないようにするためにも),拝金主義に染まらないよう,くれぐれも用心したいものです。(1)(2)(3)(4)(6)(7)(10)(14)(20)(21)関連