実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1209】

古今東西の歴史をひもとけばわかるように,人間は匿名の陰に隠れるとかぎりなく残酷になる。戦場で想像を絶する残虐行為が行なわれるのは,軍隊が個人ではなく匿名の「兵士」の集団だからだ。」,「SNSは・・・自分は安全な場所にいながら,相手を一方的に攻撃できるという,言論空間のプラットフォームとしては最悪の環境をつくり出した。そこでは,ささいなことで自尊心を傷つけられたと感じた者たちが,罵詈雑言や誹謗中傷をぶつけ合っている。」(『バカと無知』,橘玲,新潮社)

 

 

○私たちには自分の意見を自由に表明する権利がありますが,その権利の中に,他者を誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)したり,他者に罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせたりする権利など入っていないはずです。また,自由には責任が伴うべきであり,匿名の陰に隠れて他者を誹謗中傷したり,他者に罵詈雑言を浴びせたりする無責任な自由など,決して許されるべきではありません。何でも好き勝手にやっていい権利などあるはずがなく,自由を主張するのであれば,無責任な言動を慎み,自分の言動に責任を持つべきであると思います。自分の言動に責任を持てる人間だけが,自分が責任を取れる範囲内においてのみ自由を主張すべきであると思います。なお,人間は失敗や過ちから様々なことを学びますが(そのことを通じて自分を人間的に成長(成熟)・向上させることができますが),失敗や過ちから様々なことを学ぶことができるのは,その失敗や過ちが自分の責任においてなされた場合に限られます。無責任な人間は,失敗や過ちから何も学ぶことができず,失敗や過ちを心の糧にすることができません。その結果,同じような失敗や過ちを何度も繰り返すことになってしまいます。(17)(20)関連