実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1110】

「わたし共にもやがて最後の時が来て,/この人生と別れるなら,/願わくば有難うと云って此の人生に別れましょう。(福士幸次郎)」(『それでもこの世は悪くなかった』,佐藤愛子文藝春秋

 

 

○死ぬ瞬間には誰もが,無欲恬淡(むよくてんたん)・春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)という心境に達し,様々な執着や欲求不満などから解放されるのではないでしょうか。そして,曇りのない眼や心を平安を取り戻し,生きているということは,ただそれだけで十分に価値のある幸せなことだったのだと気づき,これまで生きてこれたことや,この世の中に生まれてこれたことに対する感謝の気持ちを新たにするのではないでしょうか。しかし,死ぬ瞬間に気づくのでは,余りにももったいないと思います。たった一度きりの人生に大きな悔いを残さないようにするためにも,生きているということは,ただそれだけで十分に価値のある幸せなことであるということに,人生のできる限り早期に気づけるようになりたいものです。そのためにも,私たちは,肥大化した欲望(必要以上に欲張る気持ち)や迷信(他者と競い合って社会的な成功を収め,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれないなどといったデマに基づく間違った思い込み)や偏見(拝金主義などの偏ったものの見方や考え方)などによって心の目を曇らせてしまったり,心の平安を失ってしまったりしないよう,常に細心の注意を払い続ける必要があるのではないでしょうか。(1)(2)(4)(6)(10)(14)(21)関連