実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 998】

「人間というのは,艱難(かんなん)は共にできる。しかし富貴は共にできない。(高杉晋作)」(『世に棲む日日』,司馬遼太郎文藝春秋

 

○私たちは,私たちの生存が脅かされるような危機的な状況や困難な状況においては,他者と力を合わせなければそのような状況を乗り越えられないということもあり,他者を協力相手(味方・仲間)と見なして互いに支え合い,助け合おうとします。しかし,そのような状況が解消されてしまえば,直接的には他者と協力する必要性が低下することもあり,互いに支え合い,助け合うことの大切さが,だんだん分からなくなってしまいます。挙げ句の果てには,互いに支え合い,助け合うことの大切さが分からなくなってしまうだけでなく,他者に対する感謝の気持ちを忘れ,自分の欲望ばかりを優先するようになってしまい,今度は逆に,他者を競争相手(敵)と見なして互いに足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりするようになってしまいがちです。現代の日本のような豊かで安全で便利な社会(私たちの生存が脅かされるような困難な状況がほぼ見当たらない社会)で暮らせることはもちろん有り難いことですが,私たちは独りでは生きていられないという事実に変わりはないのですから(実際,衣・食・住のどれ一つを取っても,完全に自給自足できている人などいないはずです。),互いに支え合い,助け合うことの大切さ(互いに足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりすることの愚かしさ)や他者に対する感謝の気持ちを決して忘れることなく,自分の欲望には適切にブレーキを掛けられるようになりたいものです。(11)関連