「朝,ベッドから起き出したときから,私たちはおびただしい数のウイルス,細菌,寄生虫,あるいはカビにさらされていることだろう。しかし免疫のおかげで,私たちのからだは,このような外来の侵入者を撃退し,自身のからだを守ることができるのである。」(『身体の教養365』,デイヴィッド・S・キダー他,久原孝俊訳,文響社)
○生きているということは,よくよく考えてみれば一つの奇跡です。自分の命を守り,自分が生きることを可能にしてくれている人体や自然や宇宙の神秘的とさえ言える精妙な仕組みや働きなどを知れば,そのことが実感としてよく分かるはずです。自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思うことなく,その有り難さに常に深く思いを致し,感謝する気持ちを忘れないようにしたいものです。感謝する気持ちを忘れさえしなければ,私たちはきっと,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるはずですし,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるなら,たとえどのような困難や苦労に見舞われようとも,生きている限りは幸せである続けることが可能になるはずです。(1)(2)(6)(7)(8)(14)(20)関連