実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 444】

「市場は「たくさん金が欲しい」という原理だけで動いています。「どれだけあれば足りるか」ということは問題になりません。・・・「足りる」ということがないのです。」(『日本習合論』,内田樹,ミシマ社)

 

○人間の欲望には限りがありません。放置すれば,どんどん肥大化していきます。したがって,私たちは,自分の欲望に意識的に(強い意志を持って)ブレーキを掛けない限り,満ち足りるということができません。どれだけ多くの物を手に入れたとしても,常に不満を抱えながら,より多くの物を求め続けることになってしまいます。そんな人生が,本当に幸せな人生と言えるでしょうか。常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送りたいと願うのであれば,まずは自分の欲望にブレーキを掛け,その肥大化を抑える必要があります。より多くの物を手に入れれば幸せになれる(より多くの物を手に入れなければ幸せにはなれない)という迷信から早く目を覚まし,自分が持っている物だけで満足できるようになる必要があります。自分の命なども含め,自分が持っている物,自分に与えられている物の豊かさに深く思いを致し,自分がそれらの物を持っていることの有り難さに心から感謝できるようになるなら,私たちは,自分が持っている物だけで満足できるようになり,ひいては,自分の欲望に自然にブレーキを掛けられるようになるのではないでしょうか。(2021年5月29日)(4)(6)関連