実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 748】

「(経済を成長させ続けるために)人々は近代以降,より多くを望むことを奨励され,強欲を抑えてきた昔ながらの規律は廃された。」(『ホモ・デウス』,ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之訳,河出書房新社

 

○人間の欲望には限りがありません。したがって,強い意志を持って意識的にブレーキを掛け続けない限り,人間の欲望は肥大化する一方になってしまいがちです。肥大化を奨励したり,そそのかしたりするような働き掛けがあれば,おさらです。しかし,欲望が肥大化すれば,肥大化した分だけ満足を得ることは難しくなります。欲望が肥大化すればするだけ,私たちは満足から遠ざかることになり,むしろ,不平不満ばかりを募らせては,自分は不幸であるなどと思い込んでしまうようになる可能性は高まります。確かに,肥大化した欲望が原動力になり,社会の進歩・発展や生活水準の向上がもたらされた面があることは否定できませんが,自分は不幸であるなどという思い込みから目を覚まし,自分の人生に満足できるようになるためにも(自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに気づき,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるためにも),また,「持続可能な社会」を実現するためにも,私たちはそろそろ,自分の欲望にブレーキを掛けることを学ぶ必要があるのではないでしょうか。(1)(3)(4)(6)(10)(14)(20)関連