実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 425】

「すべて良き書物を読むことは,過去の最もすぐれた人々と会話をかわすようなものである。(デカルト)」(『教養が滲み出る 極上の名言1300』,斎藤茂太監修,日本文芸社

 

○自分の可能性を十分に花開かせるべく,自分を人間的に成長(成熟)・向上させ続けるためには,自分の狭い経験からだけではなく,広く他者の経験からも学ぶ必要があります。特に,「古典」と呼ばれるような,人類の経験や英知の精髄・結晶とも言える良書を愛読・熟読・精読することは,非常に貴重な学びの機会になり得ます。真理に新しいも古いもなく,むしろ,時の試練に耐えて生き残ったものこそが真理なのでしょうから,「温故知新」という精神を忘れないようにしたいものです。なお,「学びて思わざれば則(すなわ)ち罔(くら)し」とも言うように,読書においても,学んだことを身に付け,実生活において役立てられるようにするためには,自分の頭でしっかり考えて消化するということが欠かせません。読書においては,速読ではなく熟読・精読をこそ心がけ,立ち止まって考える時間を大切にしたいものです。(2021年5月7日)(12)関連