「学問は興味から,もしくは好奇心からやったものがもっとも根強い。(柳田国男)」『座右の銘』,「座右の銘」研究会編,里文出版)
○「好きこそものの上手なれ」と言いますが,私たちは,好きなことだからこそ困難や苦労にもめげずに努力し続けることができるのであり,長い期間にわたって怠ることなく努力し続ければこそ,才能の有無にかかわらず,上達もし,それに見合った成果を残すこともできるのだと思います。何事も,嫌々やって得られることは何もなく(そもそも嫌々やっていることが長続きするはずもなく),周りに迷惑を掛け,不満や疲れやストレスがたまるだけですので,自分がやらなければならないことについては,それを嫌々やるのではなく,できる限りそれを好きになるように心がけるべきなのではないでしょうか。大抵のことは,それに全力で取り組めば,何らかの楽しさややりがいを見いだせるようになるのであり,さらに努力や工夫を極めることによって,自分がやっていることがだんだん好きになっていくということはよくあることだと思います。(2020年11月28日)(13)関連