「成功して満足するのではない。満足していたから成功したのである。(アラン)」(『座右の銘』,「座右の銘」研究会編,里文出版)
◯成功を手に入れたところで,成功に執着している限り満ち足りるということは難しく,また,成功を人生のゴールと考えていた人間にとっては,その後の人生を充実させることが困難になるだけです。足るを知るからこそ,生きる喜びに満ちた幸せな人生を送ることができるのであり,自足しつつも向上心を失うことなく,自分が信じる理想に向かって常に前進し続けるからこそ,充実した人生を送ることができるのではないでしょうか。成功は,そのような人生を送った結果として後からついてくるものであり(そのような人生を送ることができるなら,成功を手に入れることなどどうでもよくなってしまうと思いますが),人生の目的とするようなものではないと思います。(2020年3月26日)