「君はほんとうに楽しそうなんだよ,働いているとき。僕はいつもほれぼれしてしまう。あまりにも気持ちよく動いているので。人がしたがらないことから先にさっと動いてさ。」(『もしもし下北沢』,吉本ばなな,幻冬舎)
◯幸せとは,自分自身の心持ちにより,ありきたりの日常生活,すなわち,生きていることそれ自体に無限の生きる喜びや幸せを見いだせるということである。普通の平凡な人生を意味のない不幸な人生と見下し,不平不満ばかりを募らせている限り,幸せであることは困難であり,いま自分の目の前にある幸せに気づくことさえ難しい。(2020年1月18日)