実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【幸せに関する覚え書き 122】

◯例えば,ただの納豆御飯のような簡素な食事であっても,感謝の気持ちを忘れず,丁寧に味わうならば,そこに生きる喜びや幸せを感じることはできる。逆に,どんなに贅(ぜい)を尽くした食事であっても,感謝の気持ちを忘れ,上の空で食べるならば,そこに生きる喜びや幸せを感じることは難しい。(2019年8月16日)

 

【幸せであるための方法】 - 幸せであるために

【幸せに関する名言 122】

「福(さいわい)と禍(わざわい)とは,慎むと慎まざるにあり(白楽天の言葉)」(『養生訓』,貝原益軒,伊藤友信訳,講談社

 

◯欲望の肥大化を適度に抑えた節度ある生き方を通じてこそ,日常生活におけるささやかな満足にも生きる喜びや幸せを感じることができるのであり,欲望の肥大化に歯止めのかからない節度を欠いた生き方を通じて幸せになることは難しい,ということだろうか。(2019年8月16日)

 

【幸せであるための方法】 - 幸せであるために

【人はいかに生きるべきか 105】

「興味のなくなるところ,記憶もまたなくなる。」(『ゲーテ格言集』,高橋健二編訳,新潮社)

 

◯年とともに固有名詞が覚えられなくなり,また,思い出せなくなるが,これは固有名詞に関する興味がなくなるからであろうか。たしかに,年とともに,より本質的なことに関する興味が高まりつつある。(2019年8月15日)

 

【幸せであるための方法】 - 幸せであるために

【幸せに関する覚え書き 121】

◯欲望を肥大化すればするほど,幸せであることは難しくなる。にもかかわらず,欲望の肥大化に歯止めがかからないのはなぜだろうか。幸せの実現よりも欲望の満足により高い価値を置いているためだろうか。それとも,欲望を満足させないと幸せを実現することはできないと勘違いしているのだろうか。そのように勘違いしているとしたら,なぜそのような勘違いが生じてくるのだろうか。(2019年8月15日)

 

【幸せであるための方法】 - 幸せであるために

【幸せに関する名言 121】

「名利(みょうり)を求める心に追い立てられ,心落ち着く暇(いとま)もなく,一生を苦しんで終わることほど愚かなことはない。・・・利に惑う人こそまことに愚かである。」(『徒然草(日本文学全集07所収)』,内田樹訳,河出書房新社

 

◯人間は,欲望を肥大化させることによって,心の平安を見失うとともに,いま目の前にある幸せさえ感じ取ることができなくなってしまう。これ以上に愚かな生き方があるだろうか。(2019年8月15日)

 

【幸せであるための方法】 - 幸せであるために

【人はいかに生きるべきか 104】

「ある時期を待ってはじめて見分けのつくものが三つある。/英雄は,戦争になったとき,/賢人は,彼が怒っているとき,/友人は,相手が困っているとき。」(『ゲーテ全集 13 エッセイ』,岩崎英二郎関楠生訳,潮出版社

 

◯人間には,その真価が問われる時というものがある。人間は,その時のために生きているのかもしれない。(2019年8月14日)

 

【幸せであるための方法】 - 幸せであるために

 

 

【幸せに関する覚え書き 120】

◯過剰な豊かさを追い求めない簡素な生活は,強制されれば貧しく不幸せな生活に感じられるだろうが,自らの自由意志に基づいて選択した場合には,最も豊かで幸せな生活に感じられるかもしれない。(2019年8月14日)

 

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