実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1386】

「ひとがそうしているから,じぶんもそうする・・・それでは生きてゆく甲斐がない(花森安治)」(『365日 一日一言』,齋藤孝世界文化社

 

 

○なぜ私たちは,他者の動向や暮らし向きを過度に気にするのでしょうか。なぜ私たちは,他者の動向や暮らし向きを過度に気にしては,自分と他者を比較し,他者に対する競争心(対抗心・敵対心)を燃やしてしまうのでしょうか。他者との勝負に勝ったところで,実り多い幸せな人生が約束されるわけでもないのに。私たちは,自分が進むべき道が定まっておらず,また,自分の人生に満足できないからこそ,他者の動向や暮らし向きを過度に気にしてしまうのではないでしょうか。しかし,自分が進むべき道が定まっていなければ,また,自分の人生に満足できなければ,実り多い幸せな人生を送ることなど絶対に不可能です。真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるようになるためにも,他者の動向や暮らし向きなど余り気にせず,自分が本当にやりたいと思える好きなことを見つけ,そこに自分が本当に信じることのできる自分なりの目標や理想を見いだすなどして自分が進むべき道を明確化することや,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして足るを知り,自分の人生に満足できるようになることにこそ,気持ちを集中し,力を注げるようになりたいものです。自分が進むべき道が定まるとともに,自分の人生に満足できるようになるなら,私たちはきっと,他者の動向や暮らし向きなど,ほとんど気にならなくなるはずです。(18)関連