実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1377】

「真の文明は,山を荒らさず,川を荒らさず,村を破らず,人を殺さざるべし。(田中正造)」(『365日 一日一言』,齋藤孝世界文化社

 

 

○私たちが暮らしている社会は,物質的には人類史上最も豊かな社会と言えます。このような豊かな社会で暮らすことができるのは,私たち人類がこのような暮らしを求め続け,このような暮らしを実現しようと努力し続けた結果と言えます。私たちは,このような暮らしができることの有り難さに深く思いを致し,心から感謝すべきではあるとは思いますが,社会が豊かになったことで私たちの幸福度は上がったと言えるでしょうか。今後社会がさらに豊かになっていくことで,私たちの幸福度がさらに上がっていく見込みはあるのでしょうか。これ以上に豊かな暮らしを求めて欲張り続けることは,そろそろ限界に近づいているのではないでしょうか。このまま人類が欲張り続ければ,必然的に,人間同士で争い合わざるを得なくなってしまいますし(有限のパイを奪い合わざるを得なくなってしまいますし),自然環境を破壊せざるを得なくなってしまいます(生態系のバランスを大きく崩さざるを得なくなってしまいます。)。人類はそろそろ必要以上に欲張り続けることをやめ,物質的な豊かさではなく心の豊かさを追い求める方向に(私たちの幸福度を上げる方向に)大きく舵(かじ)を切る必要があるのではないでしょうか。誰もが足るを知り,誰もがほどほどの豊かさで満足するような,すなわち,豊かな自然環境に囲まれて誰もが共存共栄できるような社会の実現をこそ目指すべきなのではないでしょうか。(4)(6)(21)関連