実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1359】

「私たちにできることは,今を真摯に,力を尽くして,後悔のないように生きることです。今を充実させ,生きる実感を十分に味わうことの積み重ねが,よい未来を呼び寄せ,納得のゆく過去を築き上げ,人生の時間全体を成熟させる」(『もういちど読む山川倫理 PLUS 人生の風景編』,小寺聡編,山川出版社

 

 

○私たちが生きることができるのは現在(今この瞬間)だけです。私たちは,過去や未来に生きることはできません。したがって,過去や未来に心を奪われるなどして現在を上の空で(心ここに在らずの状態で)生きている限り,本当に生きているとは言えません。現在を疎(おろそか)かにするということは,人生を疎かにするということと同じです。もちろん,過去の反省を踏まえて,あるいは,未来を見越して現在やるべきことに最善を尽くすということは大切なことですが,後悔や取り越し苦労ばかりして心ここに在らずという状態に陥り,現在やるべきことに手が付かなくなってしまうというのでは,本末転倒と言わざるを得ません。思い残すことのない充実した人生を送るためにも,過去や未来に心を奪われることなく(決して現在を疎かにすることなく),常に心を込めてマインドフルに今この瞬間を生き,今この瞬間を楽しみ,今この瞬間を味わい尽くすことを心掛けたいものです。(8)関連