「いつもだれかのせいにしていたのでは,人生はつまらん。自分の人生は,自分の力で変えるんだよ。」(『13歳から分かる! 7つの習慣』,「7つの習慣」編集部監修,日本図書センター)
○私たちは,人生に行き詰まると,それを他者や社会のせいにしがちです。しかし,私たちの人生は,他者や社会によってすべてが決まってしまうのでしょうか。他者や社会の影響力は,本当にそんなに大きいのでしょうか。どのような環境に置かれたとしても,その環境をどのように受け止めるかは私たち次第ですし,その環境の下でどのような心構えや心がけで生きていくかを決めるのは私たち自身です。また,たとえ人生の行き詰まりの原因や責任の一端が他者や社会にあったとしても,他者や社会を自分の思い通りに変えることなど絶対にできません。人生の行き詰まりを打開したいと本気で望むのであれば,人生の行き詰まりの主たる原因や責任は,他者や社会にあるのではなく自分にあると考えを改め,自分(自分の心の持ち方や考え方や生き方など)を変えることによってこそ人生の行き詰まりの打開を目指すべきであると思います。実際のところ,人生の行き詰まりの主たる原因や責任は自分にあることが多いですし,自分を変えることなら,自分の意志や努力次第で十分に可能なのですから。人生はままならないものであるとは言え,自分の人生の主人公はあくまでも自分なのですから,自分の人生の主導権(自分の人生を自分の意志や努力によって主体的に切り開いていこうとする権利や,自分の人生をどのような心構えや心がけで生きていくかを決める権利など)だけは,決して手放さないようにしたいものです。(前書き)(3)(7)(9)(15)関連