実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 958】

「人生のさまざまな場面で,古い解釈が行き詰まったとき,絶望がおとずれる。しかし,人が絶望することができたとき,新しい解釈が生まれ始める。」(『人は変われる』,高橋和巳,三五館)

 

○私たちは,人生が行き詰まると,それをすぐに他者や社会のせいにし,あるいは,境遇や運命のせいにし,他者や社会を恨んだり,恵まれない境遇や不運を呪ったりしがちですが,他者や社会をいくら責め立てたところで,恵まれない境遇や不運をいくら嘆き悲しんだところで,人生の行き詰まりを打開することはできません(他者や社会や境遇や運命を自分の思い通りに変えることなど絶対にできませんし,そもそも,人生の行き詰まりの原因や責任がそれらにあるとは限らないからです。)。結局は,絶望が訪れるだけです。そのような状況において人生に希望を見いだせるとしたら,それは,人生の行き詰まりの原因や責任は他者や社会や境遇や運命にあるのではなく自分にある(少なくとも,人生の行き詰まりの原因や責任は他者や社会や境遇や運命にもあるが自分にもある)と自分の考え方(物事の受け止め方や解釈の仕方)を変えた場合に限ります。そのように自分の考え方を変えるなら,他者や社会や境遇や運命を変えることによってではなく,自分を変えることによって人生の行き詰まりを打開するという新たな道が開かれるからです。実際,自分の心の持ち方や考え方や生き方などを変えることは,他者や社会や境遇や運命を変えることに比べるなら,格段に実現可能性の高い賢明な選択肢と言えるのではないでしょうか(自分を変えることは自分の意志や努力次第で可能なのですから。)。もちろん,自分を変えたからといって人生の行き詰まりが必ず打開できるという保証はありませんが,たとえ打開できなかったとしても,恨み言や泣き言を言っているだけで何ら希望の持てない人生より,自分の意志や努力によって何とか希望を見いだし,希望をつないでいこうとする人生の方が,よほど意味のある建設的な人生と言えるのではないでしょうか。(15)関連