実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1033】

「愛を知る人というのは,取ることと与えることとが一つであるような人間,取ることによって与え,与えることによって取るような人間なのであろう。」(『愛の断想・日々の断想』,ジンメル清水幾太郎訳,岩波書店

 

○私たちは他者の支えや助けがなければ生きていられません。私たちと他者は持ちつ持たれつの相互依存関係,すなわち,運命共同体,あるいは,一蓮托生(いちれんたくしょう)の関係にあります。その意味で,私たちと他者は本来一体なのですから,他者を大切にし,他者を益する行動は,回り回っていつかは必ず自分を大切にし,自分を益することにつながってくるはずです(まさに「情けは人の為(ため)ならず」です。)。逆に,他者を粗末に扱い,他者を害する行動は,回り回っていつかは必ず自分を粗末に扱い,自分を害することにつながってくるはずです(まさに「人を呪わば穴二つ」です。)。私たちは独りでは生きていられないという事実を深く肝に銘じ(深く心に刻み付け),他者を競争相手(敵)と見なして足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりするような生き方ではなく,他者を協力相手(味方・仲間)と見なして仲良く助け合ったり,生きる喜びや幸せを分かち合ったりするような生き方をこそ,目指したいものです。(4)(6)(11)(19)(20)関連