実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 811】

「何人に気に入られているかではなく,だれに気に入られているかが大切である。(プブリリウス・シルス)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

○人に褒められれば嬉(うれ)しくなり,人に貶(けな)されれば腹が立ち,悲しくなるのが人情ですが,他者からの評価など,そのほとんどは,ちょっとしたことですぐに手のひら返しに変わってしまうような無責任でいい加減なものです。そもそも,他者は,私たちが期待しているほどには私たちに対して関心を持っていませんし(私たちが他者に対してそれほど強い関心を持っていないのと同じように。),そのような他者に褒められたからといって有頂天になったり,貶(けな)されたからといって腹を立てたり,落ち込んだりすることほど馬鹿らしいことはないのではないでしょうか。他者からの評価を気にする際に留意すべきは,評価してくれる他者の数ではなく質ですし(何人が評価してくれているかではなく,誰が評価してくれているかですし),自分が本当にやりたいと思える好きなことに打ち込み,そこに見いだした自分が信じることのできる自分なりの大きな目標や高い理想に向かって自分が進むべき道を前進し続けることにこそ気持ちを集中し,力を注ぎたい(そのことを通じて,自分の可能性を十分に花開かせ,実を結ばせるとともに,多少なりとも他者や社会の役に立ちたい)と願うのであれば,毀誉褒貶(きよほうへん)に一喜一憂しないでいられるだけの図太さや鈍感さを身に付ける必要があるのではないでしょうか。他者からの評価を気にする余り,自分が本当にやりたいと思える好きなことを見つけ損なってしまったり,あるいは,諦めてしまったり,本当の自分や自分が進むべき道を見失ってしまったり,自分が信じる大きな目標や高い理想に自分が進むべき道を前進し続けることを後回し(先延ばし)にしてしまったりしたとした,自分が生きている意味や,自分がこの世の中に生まれてきた意味がなくなってしまい,人生に大きな悔いを残すことになりかねません。(11)(14)関連