実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 660】

「欲望を「抑制」したとき,人は何によってそのことを知るのだろうか。そのとき私たちは,「心の平静」なる感情を経験する。この心的状態こそ,欲望について深く考察したほとんどの人々が目標としてきたものであった。・・・生きている環境がどんなものであれ,幸福を構成する基本的要素が何ひとつ失われていないという感覚だ。」(『欲望について』,ウィリアム・B・アーヴァイン,竹内和世訳,白揚社

 

○他者と競い合い,社会的な成功を収めなければ幸せになれないなどという勘違い(デマに基づく迷信)こそが,財産や地位や権力や名声などに対する執着を生じさせ,私たちの心の目を曇らせ,私たちの心の平安を乱す(私たちを,不平不満,妬みそねみ,恨みつらみ,失意失望,自暴自棄といった心理状態に追い込む)主たる原因になっているのではないでしょうか。そのような勘違いから目を覚まし,必要以上に(無意味に)欲張ることをやめ,財産や地位や権力や名声などに対する執着を捨て去ることさえできれば,私たちはきっと,曇りのない眼や心の平安を取り戻し,普通の平凡な人生に生きる喜びや幸せを無限に見いだせるようになり,ひいては,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるはずです。そして,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるなら,たとえどのような逆境にあろうとも,たとえどのような困難や苦労に見舞われようとも,生きている限りは幸せであり続けることが可能になるはずです。他者と競い合い,社会的な成功を収めなければ幸せになれないなどというデマを鵜呑(うの)みにしたり,そのようなデマに踊らされたりしないように,くれぐれも留意したいものです。(1)(4)(6)(10)(20)関連