実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 655】

「賢い人を幸福にするにはほとんど何も要らないが,愚か者を満足させられるものは何もない。(ラ・ロシュフコー)」(『欲望について』,ウィリアム・B・アーヴァイン,竹内和世訳,白揚社

 

○賢い人は足るを知っており,決して欲張ることをしません。したがって,たとえそれが必要最小限の物であったとしても,自分が持っている物だけで満足することができ,また,たとえどのような逆境にあろうとも,常に満ち足りた気持ちで幸福な人生を送ることができます。他方,愚か者は足るを知らず,決して欲張ることをやめようとしません。したがって,たとえどれだけ多くの物を持っていたとしても,自分が持っている物だけでは満足することができず,死ぬ瞬間まで,より多くの物を(必要以上の物まで)追い求め続け,また,たとえどのような順境にあろうとも,常に不満を抱え続け,挙げ句の果てには,自分は不幸であるなどと思い込むようになってしまいます。どちらの生き方を選ぶかは,最終的には私たちの自由です(要するに,賢い選択をする人は賢い人と呼ばれ,愚かな選択をする人は愚か者と呼ばれるということです。)。他者を敵と見なして競い合い,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれないなどというデマを鵜呑(うの)みにしたり,そのようなデマに踊らされたりすることなく(愚かな選択をすることなく),是非とも賢い選択をしたいものです。(前書き)(4)(6)(10)関連