○真理は,それを知っているだけでは意味がなく,実生活に役立てられてこそ意味があるのだと思います。また,真理は,実践を通じてのみ,その深意を得心することができるのだと思います。真理を知ればすぐにでも,それを誰かに教えたくなるものですが,まずは自分で実践し,その深意を得心し,実生活に役立てられるようになる,ということが先なのではないでしょうか。そもそも自分にできないことを他者に求めるべきではありませんし(例えば,自分のことは棚に上げたまま,他者のことを批判したり,非難したりするのは,恥ずべき行為と言えるのではないでしょうか。),実践を積めば積むほど,その言葉には説得力や重みが増すと思うからです。もちろん,他者に真理を伝えようとしたところで,それが確かに真理であったとしても,他者にその真理を受け入れるだけの心の準備が整わない限り,受け入れてもらえることは少ないとは思いますが。(2021年6月4日)(前書き)(3)(17)(20)関連