実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 404】

「高いところにいても,へりくだる心を忘れてはなりません。安全だと思っても,危険のあることを忘れてはなりません。」(『道元禅師 上巻』,立松和平,新潮社)

 

○慢心すれば,そこで成長(成熟)や向上は止まってしまい,あとは退歩・退行し(未熟な状態に逆戻りし),堕落するだけになってしまいます。自分を人間的に成長・向上させ続けることによって,自分の可能性を十分に花開かせ,思い残すことのない充実した人生を送ることを願うのであれば,何歳になっても,どれだけ経験を積んだとしても,たとえどれだけ大きな社会的成功を手に入れたとしても,初心を忘れることなく,謙虚さを保ち続けられるようになる必要があるのではないでしょうか。また,自惚(うぬぼ)れれば,必ず油断が生じ,いつか必ず痛い目に遭います。人間は自惚れやすい生き物であり,特に,若い人が劣等感に押し潰されることなく自信を持って前向きに生きていくためには,多少の自惚れは必要なのかも知れませんが,大きな痛手を被りたくないと願うのであれば,人間は自惚れやすい生き物であるという自覚だけは常に持っていたいものです。短所や欠点や弱みは,それを根本的に改善することは難しくても,それらを自覚することは比較的容易であり,自覚することによって短所や欠点や弱みに足をすくわれる危険性(自らを過信して痛い目に遭う危険性)は格段に低下すると思うからです。(2021年4月14日)(11)(12)関連