実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 368】

ミニマリズムは「目的」ではなく「手段」である。・・・(ミニマリズムを通して)ぼくが気づいたことや,さらに多くのことにすでに気づけている人はミニマリストになる必要は全然ないと思っている。」(『ぼくたちに,もうモノは必要ない。増補版』,佐々木典士,筑摩書房

 

○常に満ち足りた気持ちで生活できるようになるためには,無い物ねだりをすることなく,自分が持っている物だけで(たとえ必要最小限の物しか持っていなくても)満足できるようになる必要があります。そのための訓練として,自分が持っている物をできる限り減らして生活してみることは,自分が持っている物の有り難さ(自分がそれらの物を持っていることの有り難さ)に気づく上においても大いに意味のあることであると思います。しかし,自分が持っている物をできる限り減らして生活してみることは,あくまでも,無い物ねだりをすることなく,自分が持っている物だけで満足できるようになり,ひいては,常に満ち足りた気持ちで生活できるようになるための手段なのであり,それ自体が目的なのではありません。そもそも物(不必要な物)に対する執着がなく,自分が持っている物だけで十分に満足できているのなら,あるいは,上述したような訓練の結果として物に対する執着を捨て去り,自分が持っている物だけで十分に満足できるようになった暁には,あえて自分が持っている物をできる限り減らして生活してみる(生活し続ける)必要などないのではないでしょうか。(2021年3月4日)(4)(6)関連