実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を築いているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによってすべてが決定されてしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。私たちには自由意志というものがあるのであり,過去を変えることはできませんが,現在や未来は自分の意志によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志さえあるなら,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!                                                   *なお,このブログの内容のほとんどは,電子書籍(Kindle版『実り多い幸せな人生を送るために』)の形で御覧になることもできます。

【実り多い幸せな人生に関する名言 44】

「汝(なんじ)の隣人を,己(おの)れのごとく愛すべし(「マタイ伝」)」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯豊かで安全な社会で生活していると,つい忘れてしまいがちですが,私たちは独りで生きていくことはできません。目に見えない間接的なものも含め,数知れぬ他者の支えがあってこそ生きていけるのであり,自分がやりたいことに打ち込み,自分の可能性を十分に花開かせることができるのも,その他のことを数知れぬ他者が負担・分担してくれているおかげと言えます。そのことを正しく認識しさえすれば,他者を妬んだり恨んだりするのではなく,他者に対して感謝し,他者と敵対して張り合ったり足を引っ張り合ったりするのではなく,他者と仲良く助け合い,幸せを分かち合って生きるのが人間としての自然な生き方であり,自分のためでもあることがよく分かるのではないでしょうか。自分を大切にし,自分の幸せを願うように,ごく当たり前のこととして他者を大切にし,他者の幸せを心から願い,喜べるようになりたいものです。(2020年4月3日)