実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

(2)②幸せであることと感謝することの間には,切っても切れない密接な関係がある。

 幸せであることと感謝することの間には,切っても切れない密接な関係があります。実際,私たちの心は,幸せな時には感謝する気持ちでいっぱいになりますし,何かに対して感謝している時には幸せな気持ちでいっぱいになります。したがって,常に幸せな気持ちでいたいと望むのであれば,常に何かに対して感謝していればいいということになります。私たちは,感謝する気持ちを忘れやすく,不平不満ばかりを募らせてしまいがちですが,感謝すべきことを本気で見付けようと思えば,いくらでも見つかるのではないでしょうか(自分の人生について,不満を数え上げようと思えばいくらでも数え上げることができますが,同様に,感謝すべきことも数え上げようと思えばいくらでも数え上げることができるのではないでしょうか。数え上げることができないとしたら,それは心の目が曇っているか,想像力が決定的に不足しているせいだと思います。また,不満を数え上げる方が知的に見えますし,格好よく感じられるかも知れませんが,改めて言うまでもなく,そんなことより幸せな人生を送ることの方が,はるかに重要です。)。そして,感謝すべきことを見付けることを日頃から心掛け,習慣化し,常に何かに対して感謝していられるようになるなら,不平不満ばかりを募らせてしまうようなことは自然になくなり,常に幸せな気持ちでいられるようになるのではないでしょうか。