「ふたりの人間がおなじ格子のなかから外を見ている。ひとりは泥を,ひとりは星を。(フレデリック・ラングブリッジ)」(『格言の花束』,堀秀彦編,社会思想社)
○同じような境遇にありながら,その境遇に満足し,感謝する気持ちを忘れることなく,常に満ち足りた気持ちで機嫌よく笑顔で暮らしている人もいれば,その境遇に満足できず,感謝する気持ちを忘れ,常に不満を抱えたまま不機嫌にしかめっ面で暮らしている人もいます。どちらが幸せな人生であるかは,改めて言うまでもありません。自分の境遇に対して不満を数え上げようと思えばいくらでも数え上げることができますが,同様に,感謝すべきことも,数え上げようと思えばいくらでも数え上げることができます。たった一度きりの人生です。常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送れるようになるためにも,不満ばかりを数え上げる習慣を改め,感謝すべきことをこそ数え上げる習慣を是非とも身に付けたいものです。(前書き)(2)(7)(9)関連