「幸福はまずなによりも健康のなかにある。（G・W・カーチス）」（『格言の花束』，堀秀彦編，社会思想社）
○大病を患った経験や大怪我（おおけが）を負った経験のある人なら実感としてよく分かると思いますが，生きているということは一つの奇跡であり，特に，健康であるということは「神（大自然）の恵み」と言ってもいいほどの心から感謝すべき有り難いことです。にもかかわらず，私たちは健康であることを当たり前のことと思いやすく，感謝する気持ちを忘れてしまいがちです。そして，ままならない人生に不平不満ばかりを募らせては，自分は不幸であるなどと思い込んでしまいがちです。健康であることの有り難さに常に深く思いを致し，心から感謝する習慣を身に付けるなら（健康であることに対する感謝の気持ちを忘れさえしなければ），不平不満ばかりを募らせたり，挙げ句の果てに自分は不幸であるなどと思い込んだりするようなことはなくなるのではないでしょうか。常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送れるようになるためにも，健康であることを，あるいは，自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思うことなく，その有り難さに対する感謝の気持ちを決して忘れないようにしたいものです。（１）（２）（４）（６）（９）関連
