実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1257】

「誰でも自分は間違えることがあると知っているのに,そのことをつねに心にとめておかねばと考える人はほとんどいない。」(『自由論』,ジョン・スチュワート・ミル斉藤悦則訳,光文社)

 

 

○人間なら誰でも間違える可能性があります。自分の発言は絶対に間違っていない,自分の行動は絶対に間違っていないなどと言うのは,慢心し切った(完全に思い上がった)愚か者だけです。したがって,何か発言したり,何か行動したりする際には,その発言や行動が間違っている可能性のあることを十分に認識した上で,慎重かつ控え目に発言し,行動すべきであると思います。特に,大きな影響力を持った(他者に及ぼす影響力の大きな)有名人にあっては,断定的な発言は極力控え,慎重の上にも慎重を期して行動すべきであると思います。また,誰かが何か間違った発言や行動をした際には,見下したり,嘲笑したり,鬼の首でも取ったかのように騒ぎ立てたり,正義を振りかざして不寛容に責め立てたりするのではなく,取るべき責任は潔く取ってもらいながらも,同じ(同じ間違いを犯す可能性のある)人間同士として,できる限り共感的かつ寛容な対応を心がけたいものです。他者を不寛容に責め立てるということは,いつか自分も他者から不寛容に責め立てられるということに他ならないのですから。(12)(14)(17)関連