実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 752】

「意見が変わらないのは,ばかと死人だけだ。(J・R・ローウェル)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

○完璧な人間などいません。人間は誰もが,多かれ少なかれ失敗や過ちを犯すものです。「過ちては則(すなわ)ち改むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ」,「過ちて改めざる是(これ)を過ちという」などとも言うように,大切なことは,自分が犯した失敗や過ちを素直に認め,それらから学ぶべきことを十分に学べるだけの(経験を十分に消化し,認識にまで高めるとともに,改めるべき点があれば,それをしっかり改められるだけの)謙虚さや柔軟性を持ち続けるということなのではないでしょうか。また,人間が犯す失敗や過ちは,誰もが犯す可能性のあるものばかりです。たとえ他者が失敗や過ちを犯したとしても,見下したり,嘲笑したり,鬼の首でも取ったかのように騒ぎ立てたり,正義を振りかざして不寛容に責め立てたりするのではなく,同じ人間同士として常に共感的に,できる限り寛容かつ友好的な対応を心がけたいものです。他者が失敗や過ちを犯したからといって,そのことを不寛容に責め立てるということは,いつか自分も他者から不寛容に責め立てられるということに他ならないのですから。(12)(13)(17)関連