実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1187】

「さてさて世の中は悧巧(りこう)よりは馬鹿の多いものだ。考えると,いやになる。」(『勝海舟(二)』,子母沢寛,新潮社)

 

 

○多数決の結果も含め,多数者の意見がいつでも正しいとは限りません。多数者の意見を鵜呑(うの)みにしたり,多数者の意見に踊らされたりすることなく,自分の体の声や心(魂)の声にも耳を傾けつつ,できる限り自分の頭で考え,判断し,自分の責任において主体的に行動する習慣を身に付けたいものです(たとえ失敗したとしても,その失敗が自分の自由意志に基づいて,あるいは,自分の責任においてなされたものである場合には,私たちはその失敗から様々なことを学び,その失敗を自分が人間的に成長・向上していくための心の糧にすることができます。)。もちろん,私たちは,他者の支えや助けがあればこそ生きていられるのですから,他者に対する感謝の気持ちを忘れてはいけませんし,困っている他者や苦しんでいる他者に対しては,できる限りの手助けをすべきであるとは思いますが,他者の意見に振り回されて自分が本当にやりたいと思える好きなことを見つけ損なってしまったり,諦めてしまったり,本当の自分(自分の本音)や自分が進むべき道(自分が本当に信じることのできる目標や理想)を見失ってしまったり,自分の信念を捻(ね)じ曲げてしまったりしたとしたら,自分が生きている意味や,自分がこの世の中に生まれてきた意味がなくなってしまいます。たった一度きりの人生に大きな悔いを残さないようにするためにも,他者の意見に余り振り回されないようにしたいものです。(14)(20)関連