実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1163】

「学芸を以て性を養ふべし。(会津八一)」(『やわらかな心』,吉野秀雄,講談社

 

 

○自分を人間的に成長(成熟)・向上させるためには,自分一人の狭い経験からだけではなく,より広く他者の経験や他者が学んだことなどからも学ぶ必要があります。特に,人類の経験や英知の精髄・結晶とも言える古典や古今東西の良書を愛読・精読・熟読することは,非常に貴重な学びの機会になり得ます。もちろん,どれだけ学んだところで,すべてのことが分かるようになるわけではありませんし(学べば学ぶほど,深く知れば知るほど分からないことが増えてくる,というのが真の学びの有り様(よう)であると思います。),学んだことは「生活の知恵」として体得され,日々の生活において役立てられるようになってこそ意味があるのでしょうが,デマを鵜呑(うの)みにしたり,デマに踊らされたりして取り返しのつかない失敗や過ちを犯さないようにするためにも,学問などを通じて真理を真理であると見抜き,見分けられるだけの見識を身に付けたいものです。なお,私たちが様々なことを広く深く学べるのは,他者や先人のお陰なのですから(特に,先人が,自ら学んだ成果を他者や後人が利用しやすい形で蓄積し続けてくれたお陰なのですから),他者や先人に対する感謝の気持ちを忘れることなく,自分が学んだ結果についても,他者や後人が利用しやすい形で,できる限り社会に還元していくことを心がけたいものです。(1)(10)(11)(12)(14)(後書き)関連