実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1113】

「他人は決して己以上遥(はる)かに卓絶したものではない。また決して己以下に遥かに劣ったものではない。」(『漱石「こころ」の言葉』,矢島裕紀彦,文藝春秋

 

 

○私たちは,自分と他者を比較しては,劣等感を味わったり,優越感を味わったりしがちですが,人間同士の比較など,しょせんは「団栗(どんぐり)の背比べ」です。そもそも,人間は生きているというだけで十分に価値があるのですから(生きているということは,それほどまでに価値のあることです。),自分と他者を比べて優劣を競い合うことに,いったいどのような意味があるのでしょうか。また,私たちは他者の支えや助けがなければ生きていられず(衣・食・住のどれ一つを取っても,完全に自給自足できてる人などいないはずです。),その意味で,私たちと他者は本来一体なのですから,他者と優劣を競い合うことなどより,他者と仲良く助け合うことの方が,よほど重要なはずです。思い残すことのない充実した有益な人生を送るためにも,自分と他者を比べて優劣を競い合うことなどに気を散らすことなく,自分が本当にやりたいと思える好きなことに打ち込むことや,自分が信じる目標や理想に向かって自分が進むべき道を自分の歩幅で一歩ずつ前進し続けることなどにこそ,気持ちを集中し,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。(11)(14)(18)関連