「生きている,という状態はすばらしい。ただ生きているというだけですばらしい。」(「別冊付録の意識」(『文藝春秋 新幸福論 本当の幸せとは?』所収),三木卓,文藝春秋)
◯生きているということは,まさに一つの奇跡です。人生にこれ以上の奇跡があるでしょうか。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さを常に噛(か)み締めつつ,自分を生かしてくれているものたちに対する感謝の気持ちを忘れないようにしたいものです。この感謝の気持ちを忘れない限り,私たちは生きていることそれ自体に価値を認め,幸せを感じ続けることができ,どのような状況に置かれようとも,自分と他者を比較して他者を妬んだり不平不満を募らせたりすることなく(自足しつつ),幸せであり続けることができるのではないでしょうか。(2020年6月12日)(4)(6)(7)(8)(9)(14)(18)関連