実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 788】

「学問は,我々がいかほどまで無知であるかをわからせることよりほかには,ほとんど役に立っていない。(ラムネー)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

○物事を深く知れば知るほど,それに伴って分からないことも増えてくるはずですから,学問をすることよって無知が完全に克服されることなど,絶対にあり得ないのではないでしょうか(学問をすることによって,特定の分野の知識は確実に増えていくとは思いますが。)。むしろ,学問すればするほど,自分は無知であるという自覚が深まっていく,というのが自然な流れなのであり,健全な学びの有り様(よう)なのだと思います。しかし,自分は無知であるという自覚があればこそ,私たちは,慢心することなく,謙虚に学び続けることができるのであり,謙虚に学び続ければこそ,私たちは,独善に陥ることなく,人間的に成長(成熟)・向上し続けることができるのですから,自分の可能性を十分に花開かせ,実を結ばせることによって,思い残すことのない充実した人生を送りたい(そのことを通じて,できれば多少なりとも他者や社会の役に立ちたい),と願うのであれば,学問をすること(読書をすることなども含め。)は,やはり大切なことと言えるのではないでしょうか。自分が信じる大きな目標や高い理想に向かって,あるいは,より善い,より人間らしい生き方を目指して,死ぬ瞬間まで学び続け,人間的に成長・向上し続けたいものです。(11)(12)(13)(14)関連