実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 760】

「悪人よりはるかに恐ろしいのは,「善人」です。/本人としては100%善意でやっているつもりですから,何を言っても聞く耳をもってもらえない。」(『人生の教養が身につく名言集』,出口治明三笠書房

 

○独り善がりな善意(熱意)ほど怖いものはありません。なぜなら,独り善がりな善意に基づく行動は,たとえそれが間違った行動であったとしても,自分は善いことをしているという意識が強すぎるため,当事者がその間違いに気づくことが難しく,したがって,ブレーキが掛かりにくく(善意に基づくだけに他者も意見を言いにくく,たとえ言ったとしても,なかなか聞き入れてもらえず),無反省に何度も繰り返されてしまったり,どこまでもエスカレートしてしまったりする危険性が高いからです(悪意に基づく行動であれば,自分は悪いことをしている,自分の行動は間違っているという自覚がどこかにあるため,何らかの形でブレーキが働くものです。)。善行は,もちろん進んで行うべきことですし,他者や社会から評価されてしかるべきことであるとは思いますが,何か善行を行う際には,自分が独善に陥っている可能性について徹底的に内省した上で,また,それが間違った行動である可能性があることを十分に認識した上で,自分の行動がどのような結果を招いているかということを注意深く見守り,見届けつつ,できる限り慎重に行うことを心がけたいものです。(12)関連