「後ろ向きで得をすることなんてありません。」(『尾畠春夫 魂の生き方』,聞き手・構成:松下幸,南々社)
○何事も,嫌々やって得られるものなど何もありません。嫌々やったところで,周りの人たちに迷惑や負担を掛けるとももに,不満やストレスや疲れなどがたまるだけです。まさに,「骨折り損のくたびれ儲(もう)け」です。したがって,仕事など,自分がやらなければならないことについては,嫌々やるのではなく,できる限り楽しみながらやりたいものです。何事であれ,全力で前向きに取り組み続ければ,そこに何らかの楽しさややりがいを見いだせるようになるはずです。そして,楽しさややりがいをさらに極めていくことによって,最初はあまり好きではなかったことが,だんだん好きになっていく,ということはよくあることです。人生はたった一度きりです。大きな悔いを残すことがないように,何事にも(反社会的なことや自分の信念に反するようなことは別ですが。)全力で前向きに取り組み,人生を大いに楽しむとともに,自分が本当にやりたいと思える好きなことを見つけ,自分の可能性を十分に花開かせたいものです。(2021年8月5日)(11)(13)関連