実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 298】

預言者や詩人や哲学者は何千年も前に,持てるものに満足するほうが,欲しいものをより手に入れるよりもはるかに重要なことを見抜いていた。」(『サピエンス全史(下) 文明の構造と人類の幸福』,ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之訳,河出書房新社

 

○欲張り続ける限り,どれだけ多くの物を持っていようとも,心が満ち足りるということはありません。自分が持っている物だけでは満足できず,常に不満を抱えながら,より多くの物(必要以上の物)を求め続けることになってしまいます。他方,欲張ることをやめれば(自分の欲を適度に抑えることができれば),自分が持っている物(必要最小限の物)だけでも十分に満足することが可能になります。満ち足りた幸せな人生を送るためには,無い物ねだりをし,自分が持っていない物を手に入れることにではなく,自分が持っている物の多さ(自分に与えられている物の豊さ)に気づき,心から感謝できるようになることにこそ力を注ぐべきなのではないでしょうか。(2020年12月19日)(4)(6)(後書き)関連