実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 256】

「目の見える人間は,見えるという幸福を知らずにいる。(ジード)」(『座右の銘』,「座右の銘」研究会編,里文出版)

 

○人間は,どのような状況にもすぐに慣れてしまいます。これは,人間の適応能力の高さを示すものですが,どのような恵まれた状況にもすぐに慣れてしまい,感謝する気持ちを忘れてしまいやすいということでもあります。しかし,感謝する気持ちを忘れてしまえば,現状がどれだけ恵まれていようとも満足することは難しく,常に無い物ねだりをしながら,すなわち,常に不平不満を抱えながら生活することになってしまいます。常に満ち足りた気持ちで生活できるようになるためには,すなわち,常に自分が持っている物だけで満足できるようになるためには,強い意志を持って自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さを心に刻み続けることによって(より具体的には,私たちが生きている社会の驚くべき豊かさや,私たちの人生が数知れぬ他者による直接的・間接的な支援や協力なしには成り立ち得ない事実や,私たちの命を支え,私たちの日常生活を可能にしてくれている人体の神秘的な仕組みや働きなどに思いを致し続けることによって),感謝する気持ちを忘れないように心がける必要があるのではないでしょうか。(2020年11月1日)(1)(4)(6)関連