実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 279】

「人生の幸福とは何であるかを知ったら,お前は人の持っている物など羨ましがる必要はない。(プルターク)」(『座右の銘』,「座右の銘」研究会編,里文出版)

 

○私たちは,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれないと思い込み,それらに執着し,自分と他者をすぐに比較したがりますが,それらに執着したり,自分と他者を比較したりすればするほど,幸せであることは難しくなってしまいます。なぜなら,大抵の場合,財産などに執着することは,それらが手に入らないことでの不平不満を募らせるだけの結果に,自分と他者を比較することは,「隣の芝生は青い」的に妬みやそねみの感情を募らせるだけ結果に終わってしまいがちだからです。そもそも,人間の幸不幸は,物事の受け止め方次第,心の持ち方(心構えや心がけなど)次第で決まるのであり,どのような境遇にあろうとも心の持ち方次第で幸せであることは可能なのですから,自分の心の持ち方を改めることにこそ大切なエネルギーや時間を使うべきなのではないでしょうか。その結果,自分が今ここでこうして生きてられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝できるようになり,ひいては,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるなら,財産などに対する執着や,自分と他者を比較することへの興味・関心などは,自然に消えてなくなってしまうに違いありません。(2020年11月24日)(1)(4)(6)(7)(18)関連