実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1413】

「貧しくとも君の生活を愛したまえ。」(『森の生活』,ソーロー,飯田実訳,岩波書店

 

 

○幸せな人生を送るためには,贅沢(ぜいたく)な暮らしを手に入れることより,質素な暮らしの中に生きる喜びや幸せを見いだせるようになることの方が,よほど重要なのではないでしょうか。人間の欲望には限りがありませんので,贅沢な暮らしに執着し続ける限り(欲張り続ける限り),たとえどれだけ贅沢な暮らしを手に入れたとしても私たちの心が満ち足りるということはありません。常に不満を抱えたまま,より贅沢な暮らしを追い求め続けることになってしまいます。他方,贅沢な暮らしに対する執着を捨て去ることさえできれば(必要以上に欲張ることさえやめれば),私たちは質素な暮らしでも満足することが可能になります。そして,常に満ち足りた気持ちで質素な生活を送る中で,自分の人生に無限と言ってもいいほどの生きる喜びや幸せを見いだすことが可能になります(いわゆる「小さな幸せ」は,人生の至る所に転がっています。いま自分の目の前にある「小さな幸せ」に気付くことができないのは,肥大化した欲望などによって心の目が曇っているからに他なりません。)。贅沢な暮らしを手に入れることなどにではなく,質素な暮らしの中に生きる喜びや幸せを見いだせるようになることにこそ,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。(1)(4)(6)(8)関連