（７）②不機嫌であるということは，一種の迷惑行為，社会人としてのマナー違反である。

　世の中には，常に不満を抱えながら不機嫌にしかめっ面で暮らしている人がいますが，機嫌のいい人が，周囲の人たちから好かれやすいだけでなく，周囲の人たちをも機嫌よくさせる傾向があるのに対し，不機嫌な人は，周囲の人たちから嫌われやすいだけでなく，周囲の人たちをも不機嫌にさせる傾向があります。その意味で，不機嫌であるということは，一種の迷惑行為，社会人としてのマナー違反と言えます。私たちは他者や社会のお陰で生きていられるのですから，真っ当な社会人であることを望むのであれば，他者や社会の役に立ち，他者や社会に益をもたらすことをこそ心掛け，目指すべきであり，少なくとも，他者や社会に迷惑を掛けたり，害をもたらしたりするようなことは，できる限り控えるべきなのではないでしょうか。誰もが機嫌よく笑顔で暮らせるような社会を実現するためにも，まずは自らが機嫌よく笑顔で暮らすことを心掛けたいものです。